電気科学技術奨励会についてOutline

わが国の電気科学技術の進歩・発展のために、
私たちは「蔭の功労者」の発掘に努めています。

当公益財団法人は、昭和26(1951)年の講和条約成立と独立回復を記念して株式会社オーム社が設立し、オーム技術賞委員会が実施してきたオーム技術賞の事業を継承し併せて後述の事業を行うため、科学技術庁(現・文部科学省)の指導に基づき、電気関係財界の寄附金を基金として昭和37(1962)年4月12日「財団法人オーム技術奨励会」として内閣総理大臣により設立認可されました。その後、昭和39(1964)年11月2日に「財団法人電気科学技術奨励会」と改称、平成24(2012)年4月1日には内閣府の認可を受け公益財団法人となり、今日に至っています。

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当法人は、「科学技術団体連合」に
加入し、活動しています。

1990(平成2)年に設立された「科学技術団体連合」(会長:元文部科学大臣・有馬朗人氏)は、わが国における科学技術の振興及び普及、啓発の推進に寄与することを目的とする団体です。
当法人は、設立当初から加入し、科学技術創造立国を目指した「科学技術基本法」に沿って、国民全体に科学技術及び産業技術に対して、深い関心と理解を深めていただくために、100団体に及ぶ科学技術系の公益財団法人とともに、少なからず貢献致しております。

会長・理事長からのご挨拶

日髙 邦彦

代表理事(会長)日髙 邦彦

東京大学名誉教授
東京電機大学特別専任教授
工学博士

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横山 明彦

代表理事(理事長)横山 明彦

東京大学名誉教授
工学博士

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事業の目的

わが国の電気科学技術に貢献した功労者の顕彰ならびに科学技術に関する研究の助成および海外技術者の交流事業を行い、もってわが国の科学技術の進歩、発展に寄与することを目的として努力しています。

事業内容

当公益財団法人の主な事業内容は次のとおりです。

1. 電気科学技術奨励賞(旧名称:オーム技術賞)の贈呈

昭和27年よりわが国の電気科学技術に貢献した功労者をたたえ、これを顕彰して電気科学技術奨励賞(旧オーム技術賞)を贈呈しています。本賞は、その業績が科学技術の発展に関する功績顕著であるにも係わらず諸種の事情(例えば、代表者だけが選ばれる顕彰、学際的業績のために顕彰の機会がない、等)で他の団体や機関の表彰の蔭に埋もれてしまう功労者の発掘に努めているのが特徴の一つです。

オーム技術賞は、平成5年より名称を「電気科学技術奨励賞」と改め、受賞者には賞状のほか、奨励助成金(副賞)と雷神像をあしらった記念楯を贈呈しています。

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文部科学大臣賞の贈呈 文部科学大臣賞の贈呈

2. 電気科学技術奨励学生賞の贈呈

近年、わが国で開催される国際的な学会は増加しており、大学院生・大学生の意識も変化し、指導教員等の尽力と併せて学会への参加者も増えています。このような状況に鑑み、平成21年度より、将来にわたる有為な研究者・技術者を育成する観点から、電気科学技術奨励学生賞を創設いたしました。

本賞は、電気科学技術関係の主要な学会が国内で開催する国際会議において、論文発表した大学院生・大学生を対象に、当該学会の論文委員会等の協力を得て、毎年10人程度を上限に賞状と助成金を贈呈しております。当面、当会と協力関係にある電気学会、電子情報通信学会、情報処理学会、映像情報メディア学会、照明学会(以上、敬称略)にご協力いただき幅広く推進していきます。

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平成30年度の電気科学技術奨励学生賞を贈呈

3. 海外との技術者交流を行うこと

海外との技術者交流は、来日の海外電気技術者(旧聞になりますが、昭和37年西独、39年、40年米国)との技術討論会を行い、また海外技術者交流団(昭39年~43年に西欧・米国・中国・豪州・ソ連・ニュージーランド)を毎年派遣し、海外の電気関係団体、会社、工場等を訪問、見学ならびに技術討論を行ってきました。

近年は諸般の事情で一時中止しておりましたが、平成16年には南アフリカの技術者との交流、平成19年春には、アメリカ、ドイツのパワーエレクトロニクス技術者との交流、同年秋には、CIGRE大阪シンポジウムを機に、カナダ、オーストラリアの電力技術者との交流、平成20年にはハンガリーの電気技術者との交流を実施するなど、積極的に取り組んでいます。

平成26年3月には、電気科学技術奨励学生賞授与の折りに、ベトナム国からの留学生、マイ リェン(Lien Thi Kieu Mai)さんとの交流を図ると同時に、下記掲載の手記が寄せられました。

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受賞者のマイ リェンさん,、指導教員の堀田將先生 【右】受賞者のマイ リェン(Lien Thi Kieu Mai)さん
【左】指導教員の堀田將先生(北陸先端科学技術大学院大学 マテリアルサイエンス研究科 准教授;工学博士)
マイ リェンさんの手記 マイ リェンさんの手記(クリックで拡大)

4. 科学技術の普及啓発を行うこと

海外およびわが国の最先端電気科学技術の講演会または研究会等を開催しています。特に昭和37年から毎年4月に文部科学省が主催する「科学技術週間」の行事に参加し、「電気科学技術講演会」を催し電気科学技術の普及啓発に努めています。

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電気科学技術講演会の様子 電気科学技術講演会の様子

賛助会員のご紹介

[賛助会員名]掲載を要請し、それに賛同された賛助会員を掲載させて頂いております(五十音順)

  • 大崎電気工業株式会社
  • 株式会社オーム社
  • 河村電器産業株式会社
  • 株式会社 関電工
  • 株式会社 指月電機製作所
  • 株式会社 島津製作所
  • 株式会社 昭電
  • 住友電気工業株式会社
  • 大同信号株式会社
  • 中国電力株式会社
  • 公益財団法人 鉄道総合技術研究所
  • 東海旅客鉄道株式会社
  • 公益社団法人 東京電気管理技術者協会
  • 株式会社 東芝
  • 株式会社 トーキン
  • 日新電機株式会社
  • 日本電気株式会社
  • 日本電気計器検定所
  • 日本電設工業株式会社
  • 日本リーテック株式会社
  • パナソニックホールディングス株式会社
  • 東日本電気エンジニアリング株式会社
  • 東日本旅客鉄道株式会社
  • 富士通株式会社
  • 富士電機株式会社
  • 北海道電力株式会社
  • 三菱電機株式会社
  • 株式会社 明電舎
  • 株式会社 安川電機

所在地・アクセス

[所在地・連絡先] 〒101-0054
東京都千代田区神田錦町3-1(オームビル内)
Tel. 03-3233-0695 / Fax. 03-5577-2817
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[アクセス]

  • 都営三田線、都営新宿線、半蔵門線「神保町駅」
    [出口A9]より徒歩6~7分
  • 千代田線「新お茶の水駅」 [出口B7]より徒歩6~7分
  • 都営新宿線「小川町駅」 [出口B7]より徒歩6~7分
  • 丸の内線「淡路町駅」 [出口B7]より徒歩6~7分
  • 東西線「竹橋駅」 [出口3b]より徒歩3~4分

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